プロのお嫁さんにもらう
夫が還暦を迎え、二つ下の私にもその時が近づいているんだなぁと実感した。
「もう50代 化粧品の減りも凄いし、すっかりお婆ちゃんね」なんて言えば、皆は「まだまだ若いですよ」と返してくれるけど、孫がいたっておかしくない歳だもの。
しかし現在、目の前には煌びやかな瓶が並べられている。年齢にぴったりの50代 化粧品。先日、息子のお嫁さんが持ってきてくれたものだ。
「お義母さん、折角お綺麗なんですからこういう物を使ってみてはどうですか?」と言いつつ差し出された50代 化粧品「いやそんな、綺麗だなんて。私はこういうものは…。」なんて謙遜したけど悪い気はしない。
お嫁さんはそういう会社に勤めていて、所謂プロなのだから余計に嬉しい。「プレゼントですから、お受け取りになってください」と笑顔で渡されれば、もう受け取るしかなかった。
「今更綺麗になってもねぇ」とこぼすと、「女性はいつまでも女性ですよ」こうやって返される。その言葉に「確かに」と納得してしまった。
そこまで言うなら、この50代 化粧品使ってみようかな。何より可愛い嫁のプレゼントだしね。